「宮島水中花火大会」を楽しく見るコツ 前編

「宮島水中花火大会」を楽しく見るコツ 前編

第2回 当日の混雑状況・ベストスポットを紹介

2014年6月14日改訂版

第1回 宮島花火大会2014 〔基本情報〕に続き今回は、第2回「宮島水中花火大会」を楽しく見るコツを紹介します。

宮島水中花火大会はかなり混雑する

まず宮島水中花火大会にどうやって見に行くかですが、ここは強く公共交通機関のご利用をお勧めすます。

車で行こうと思っている方は、この地図を見てください。

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赤い丸が宮島口です。赤い線で囲ってあるのが厳島神社です。

花火大会当日は、お昼を過ぎたくらいから徐々に渋滞が始まり、夕方4時~5時頃には国道2号線 広島方面からの下り線で、地図の赤い線約6kmほどの渋滞が発生し、ピーク時には地図のオレンジの線10km以上の渋滞になることもあります。

早めに出てなんとか宮島口までたどりついたとしても、既に近くの駐車場が埋まっていて、しかたなく遠くの駐車場にとめて、長距離歩くまたは、わざわざ電車に乗って宮島口まで向かうことになりかねません。

また、なんとか宮島口近くの駐車場に止めることができたとしても帰りのことを忘れてはいけませんよ。当然帰りも渋滞は発生します。渋滞を抜けた頃には日付が変わっていたΣ(゚д゚;) なんて話も聞くので、やはり公共交通機関を利用するのが無難です。

公共交通機関を利用する場合、前回の記事でも紹介してように、JRまたは広電で宮島口まで行きそこからフェリーで宮島に行く方法と、広島港から高速船で直接宮島に向かう方法がありあます。

JR・広電はかなり込み合いますが、便数が多いので乗れないということは無いでしょう。しかし、高速船は別です。高速船は必ず席に座らないといけないため、一度に多く乗ることができません。臨時便も出ますが、やはり込み合います。この路線に限ってお盆の間は予約ができるので予約を入れておくと安心です。

予約は
広島予約センター/℡082-254-1701   広島港/℡082-251-5191

※なお、2011年3月1日、バイパス2号線廿日市高架橋が開通しました。しかし、これによって渋滞が緩和されることはありませんでした。この日は何があっても渋滞するのです。

宮島には早く渡ってベストスポットを確保!!

「JR・広電はかなり込み合いますが、便数が多いので乗れないということは無い」と書きましたが、宮島に渡って花火を見るとなれば、やはり早めに行動することが必要になります。午前から場所取り合戦がはじまっているので、遅くても昼頃には宮島に渡るようにしましょう。

ちなみに、フェリーにはJRと松大汽船があります。どちらも臨時便をだして運行していますが、ほぼ同じように混んでいます。好きな方に乗ったらいいと思います。交通系ICカード、ICOCA(イコカ)PASPY(パスピー)共にJRと松大汽船で利用可能です。

フェリーの切符を買う際は「往復切符」をお勧めします。後でも話しますが、帰りの混雑は半端じゃないので、このとき切符を買うのは至難のワザです。

※帰りのフェリーは、切符を買わず直接係員に現金を渡すことで乗船可能だという情報をいただきました。お釣りのいらないように準備しましょう。
また、最近は多くの方が交通系ICカード、ICOCA(イコカ)PASPY(パスピー)を所持していると思います。上記のようにJRと松大汽船どちらでも利用可能です。帰りにどちらに乗るか選ぶことも出来ますし、改札もスムーズですので忘れないようにしましょう。

ではいよいよ宮島水中花火大会のおすすめスポットを紹介していきます。

なお、ここでは、予約席 特別観覧席 遊覧船などは予約していないことを想定しています。

こちらが宮島の詳細地図です。

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赤丸が各スポット、緑丸が水中花火船です。(矢印は花火船の移動方向)

➀宮島桟橋周辺

ここは帰りのフェリーが猛烈に混むので、そのフェリーにできるだけ速く乗るための場所です。ここから見ると少し遠いですし、宮島水中花火大会の醍醐味「水中花火と大鳥居の共演」もよく見ることはできません。小さいお子さんなどいる場合はこの場所も悪くはないですが、せっかく島に渡ったのだからもっと近くで見ましょう。

➁旧船着場

人の流れにそって歩くと➁にたどり着きます。➁のあたりが海側に突き出ていますが、ここは昔、船着場でした。ここの先端から見る手もありますが、この辺りから午前中に場所取りをしている人もいて特に混雑してきます。

また、➁から赤の線に沿って予約席 特別観覧席が設置されています。予約無しの方はもう少し先に進みます。

➂記念撮影スポット

➂の辺りまできたら、ここが一つ目のベストスポットです。

P1000223-2-2

➂から見た写真。

大鳥居がすぐそばです。

ここから見ると大迫力ですよ!!

ただここは普段から記念撮影に使用される場所で花火大会当日となれば、場所取りが解禁される午前0時から全国から集まったカメラマンが熾烈な争いを繰り広げます。その後、早朝フェリー組みの参加で朝にはほぼ決着がついていることでしょう。素人ではちょっと太刀打ちできないのでスルーします。

➃大鳥居の干潟

そして➃大鳥居真正面の最高スポットですおぉ~!

ここは、干潟で潮が満ち引きするので朝から場所取りができません。(一部盛り上がっている場所を除く)またその年の開催時刻の潮位によって干潟の面積が変わるので場所取りの難易度も変わってきます。

引き潮の年はチャンス!!どんどん面積が広がるので場所取りも比較的容易ですし、この干潟から立ち見するとこができます。

一方満ち潮の年は、昼間場所取りしていた場所が水没するリスクがあります。実際に水に浸かって見ている人がいて花火が一時中断こともありました。また大潮と重なった年は干潟に入ることすらできません。ここをねらうのであればその年の開催情報+潮位を確認されることをおすすめします。

実際にここから見た記事は後編で

➄清盛神社・西松原周辺

こちらもおすすめスポットです。

ここは船着場から離れているのと松で若干視界が悪いこともあって、➁や➂と比べて人が少なめです。かなり近くから大迫力できれいに見れますよ。

視界の良いところから埋まるので、ゆっくり座って見たいなら午前中に場所取りを済ませておいた方がいいです。ただ、視界に少し松が入ってしまうような場所や、立たないと良く見えないような場所であれば昼過ぎでも場所取りは間に合います。

➅千畳閣の高台

ここには千畳閣や五重塔があり小高い丘になっています。木陰もあり、厳島神社方面へも表参道商店街へも道がつながっていて交通の便?がいいので、場所をとった後の休憩スペースとしてもつかえます。またここから花火を見る場合も、丘になっているので見やすいです。だだ少し木が邪魔になるかもしれません。

おすすめスポットはこんなところですね。

実際に行ったら、順々に見て気に入ったところに決めてください。ただ時間はかけすぎないように。ボーとしていると、驚くスピードで埋まっていきます。

続きは『第三回「宮島水中花火大会」を楽しく見るコツ 後編』で➃から見た写真と共に紹介します。

第三回 「宮島水中花火大会」を楽しく見るコツ 後編

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