台風11号中国地方縦断の恐れ 帰省直撃 新幹線への影響は

台風11号中国地方縦断の恐れ 帰省直撃 新幹線への影響は

大学の前期試験が終わり夏休みに入って広島に帰省する準備をしているウェザーライフです。広島に帰ったら地元の友達と今年は島に上陸して宮島水中花火大会を見ようなんて話で盛り上がっているのですが・・・そんな矢先、台風が来ていますね。予報では台風が中国地方を縦断するのが8月10日のみ込み。そして、私の帰省も8月10日の予定です。これは見過ごせない状況になってきました。

大雨・暴風に警戒 四国では総雨量1000mm超の恐れ

強い台風11号は9日1時現在、種子島の南南東にあって、自転車並のゆっくりとした速度で北に進んでいます。中心の気圧は950hPa、中心付近の最大風速は40m/sです。

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台風の速度が遅いため、四国や九州の太平洋側を中心に猛烈な雨が降り、西日本の広い範囲で大雨が予想されています。特に四国ではすでに1000mmを超える記録的な大雨になっている地域があり、その上さらに1000mmを超える雨が降って総雨量が2000mmを超える可能性があり引き続き厳重な警戒が必要です。

また、近畿でも今後10日夕方までの総雨量が多いところで1000mmを超える恐れがあります。その他の地域でも多いところで、九州北部で500~600mm 東海で600~800mm 中国地方で350~450mm などと予想されています。

台風が予報円の中心を通るすると9日深夜から10日未明に四国に上陸して中国地方を縦断、夕方から夜には山陰沖の日本海に抜けそうです。9日にかけ予想される最大風速(最大瞬間風速)は、九州南部と四国35m/s(50m/s)九州北部30m/s(45m/s)中国と近畿25m/s(35m/s)となり、10日も暴風が続く見込みです。

どうなる!? 新幹線への影響

私にとっては一番の問題です。すでに空の便には四国や九州に向かう便を中心に影響が出始めていますが、飛行機よりは風に強い新幹線はどうなるでしょう。基準では沿線に設置した風速計で20m/sを超えると段階的に徐行や運転見合わせをすることになっています。

大雨については、東海道新幹線は1時間に50mm以上または連続250mm以上の雨で速度制限、1時間に60mm以上または24時間雨量150mm以上かつ1時間雨量40mm以上で運転中止、山陽新幹線は1時間に55mm以上または24時間雨量190mm以上かつ1時間に40mm以上で運転中止となるそうです。

山陽新幹線が通る近畿中部と中国地方はいずれも9日に予想される最大風速は陸上で20m/s、10日には風速25m/s以上の暴風域に入る恐れがありさらに風が強まることが予想されます。雨についても多いところでは基準を上回る雨が予想されています。運転見合わせになる可能性も考えられる状況で影響は免れそうにありません。それでも、徐行運転になってもいいから動いてほしいと私は思っているのですか・・・

私は、10日朝の新幹線に乗って東京から広島を目指します。その間、随時状況をtwitterでつぶやきますので興味がありましたらフォローしてみてください。

twitter;@weatherlife

9日14時追記

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台風11号は強い勢力を保ったまま、昨日までの予報から少し東側の進路を北北東に進んでいます。四国には9日夜遅くから明け方にかけて再接近して上陸する見込み。中国・近畿地方には10日明け方から昼前にかけて再接近して上陸する見込みです。山陽新幹線の通る中国地方近畿中部ではいずれも暴風域に入り、10日は最大風速25m/s(最大瞬間風速35m/s)の暴風が予想されています。大雨も降り続き、9日12時から10日12時までに予想される24時間降水量は、多いところで、近畿中部400mm中国地方250mmとなっています。

JR西日本は9日13時00分山陽新幹線について、8月9日~8月10日にかけて、強い台風11号の接近に伴い、急遽の行先変更や運転を取り止める場合があるという情報を発表しました。雨風のピークは10日の午前中ですが午後も影響が残る可能性があります。