普通の大学生が海外ビジネス武者修行プログラムに参加してみた
就職活動本番を間近に控えた2017年の春休み、私は、株式会社旅武者が主催する「海外ビジネス武者修行プログラム」というビジネスインターンに参加してきました。
武者修行プログラムについてはとりあえず、こちらの動画PR動画をご覧ください。
“武者修行プログラム”と聞いて、この動画をみて、皆さんがどう感じましたか?何か物凄い意識の高い大学生が海外で何かしている…そういったイメージでしょうか?
ごくごく普通の大学生である私、いやむしろ英語が大の苦手で、環境系の学部に所属し、海外ビジネスとは無縁そうな私が、このプログラムに参加してきましたので、武者修行に少し興味を持っていているけど、、、
- 周りに行ったことのある人がいなくて不安
- 公式サイト以外プログラムに関する情報が少なくて不安
- 本当に普通の大学生である自分が行って大丈夫?
といった不安や疑問に、生の体験談でお答えしようと思います。
なお武者修行プログラムの目的やファシリテーターについては公式サイトをご覧ください。
私が参加した一番の理由は、学生時代に普通じゃできない経験がしたい。せっかくなら将来に渡って役に立つ経験がしたい。そういった思いからです。
説明会は東京湯島にある小さなビルの2階
指定された説明会の会場は、東京湯島の小さなオフィスビル。若いスタッフが数人、参加者3人でした。聞くと、スタッフは全員、武者修行経験者の学生インターン生だそうで、株式会社旅武者の社員さんは1人もいませんでした。ここで、武者修行プログラムの目的と全体像を、体験談を交えながら説明してもらいました。
その後は質問タイム。全員が学生なので和やかな雰囲気で、もちろん参加を迫られるようなこともありません。
事前研修会~代表の和也さんに惹きつけられる~
出発予定日の1ヶ月くらい前に事前研修会が開催されます。参加者は30人くらい。場所は都内の会議室。ここで、武者修行プログラムを主宰する、株式会社旅武者代表の山口和也さんと初めて対面し、8時間みっちりと、マーケティングやビジネスの基礎的なことを学びます。和也さんが武者修行をはじめた理由は「ご自身が新卒で、ビジネスを知らずにブラック企業に入ってしまったこと」だそうです。同じような学生を生まないために、学生のうちからビジネスの本質を知る場を提供したいのだと語っていました。和也さんの学生を見つめる眼差しは本物で、このプログラムに対する、物凄いエネルギーというか、パッションのようなものを感じ、それまで感じていた不安が一瞬で消えさったのを覚えています。
出国準備~航空券の手配とホテルについて~
出国が近づくと航空券やホテルの予約など、慌ただしくなります。まず、航空券は出発日が近づくにつれ高くなり、乗り継ぎの悪い航空券しか選べなくなります。航空券の取得は、基本的にプログラムの予約と同時でもいいと思いますが、あまりに早すぎると、後からプログラム日程が変更になることがあるので注意です。私の場合は早すぎて変更が生じたのですが、変更に関わる費用は旅武者で負担してもらえました。
ちなみに航空券の値段ですが、最安値だとベトナム航空の経由便で3~4万円で取ることができます。私の場合は特殊で、ホーチミンにベトナム人の友達に会いに行ったり、プログラム終了後、帰国せずに、バンコクに旅行に行ったりしたので、成田→ホーチミン→ダナン→バンコク→成田という航空券を取ったのですが、これでも6万円台でした。航空券は早ければ安いです。
つぎに宿泊するホテルですが、旅武者側から案内があり、指定されたホテルから選んで専用サイトから予約することになります。基本2人から3人部屋なので、同じタームの人(もちろん同性に限る)とFacebook等で連絡を取り合って、同じ部屋に泊まる人を探します。いきなり会ったこともない人と泊まる約束をするなんて、、、と思うかもしれませんが、みんなそうしています。そして会ったその日に仲良くなります。
ちなみに、案内されるホテルは、
- Sunrise Homestay
- Hoa Mau Don Homestay
- The Sun Homestay
- Hoa My II Hotel
など、ホイアン中心部から徒歩圏内のホテルです。
ホテルの雰囲気はBooking.comなどで調べてみてください。宿泊費は2週間で2万円~3万円です。私はSunrise Homestayに泊まりました。安いホテルなので、「部屋の窓が壊れてた」とか「洗濯をお願いしたら、次の日に別の人の洗濯物と一緒に隣の部屋に置いてあった」とか「ホテルに帰ったら、突然部屋を変わるように言われ荷物が新しい部屋に積んであった」とか、いろいろありましたが、安全面はたぶん大丈夫だと思います。正面玄関は施錠していたので。
Facebook or LINEで会議
3人~4人のチームを組んで企画を進めることになりますが、事前にSkypeやLINEグループなどを作って連絡を取り合うことになります。一応、ビジネスプランも考えますが、現地に行っていないので机上の空論。それよりも、これから2週間企画を進める仲間と、仲良くなるということが目的だと思います。
SIMフリースマホがあれば持っていきたい
ホイアンはホテルやカフェなどでWi-Fiがあるのでなくても大丈夫と説明されますが、もし、機種変更で使っていないスマホを持っているなら、それをSIMフリーにして持っていくと、日本と同じようにどこでもスマホが使えてとても便利です。SIMフリーの設定は、事前に携帯ショップに持っていけばやってもらえます。
あとは、SIMフリースマホを持っていき、ダナン国際空港などにあるベトナムの携帯ショップのカウンターで、プリペイドSIMを買えばOKです。設定はすべてショップのおねえさんがやってくれます。私が購入したSIMは、2週間で4GBまで使えて1500円くらいだったと思います。通信も安定していて非常に良いです。イモトのWi-Fiなどだと1万円くらいかかって、通信も結構切れるので、SIMフリースマホ持参とプリペイドSIM購入をお勧めします。
市場などで言葉が通じないときに、ベトナム語に翻訳したり、写真を見せたりと便利です。もちろんメンバーと連絡も取れます。
【ベトナム SIMカード】ホーチミ空港でmobifoneのデータ通信(3G)を購入・設定する方法
送迎車を飛ばしてダナン→ホイアンへ
期待と不安を胸に飛行機を降り立つとそこはベトナム。ダナン国際空港からホイアンまでは車で40分くらい離れていて、旅武者側が送迎車を用意してくれます。といっても、ドライバーはベトナム人。空港を出ると「旅武者」と書いたプレートを持っているのですぐにわかりますが、当然日本語は喋れないし、英語もあまり喋れないんじゃないかな。とりあえず付いていき、車に乗ります。結構飛ばしてホイアン到着。
飛行機が遅れてタクシーで来た人も
私は、昼過ぎにダナン国際空港に到着していたのですが、この日は、大韓航空に大幅な遅れが発生していました。ルームメイトがちょうど大韓航空で、午前3時頃にようやくホテルに到着して、話を聞くと、送迎のドライバーと巡り会えずタクシーで来たと行っていました。こういった状況のサポート体制には、改善して欲しいところです。
この翌日から、ターム全員のメンバーと会って、プログラムがスタートします。
さて、ここまでプログラムに参加するまでを、皆さんの不安を解消するため、詳細に綴ってきましたが、この勢いでプログラム本体の詳細を書くと、半端ない字数になってしまうので、次回は、私の特に記憶に残っていること、伝えたいことを書きたいと思います。
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旅費はトータルでいくらくらいかかりましたか?
また補助金などの制度を考えています。何か良い制度などご存知でしたら教えていただけると幸いです。
コメントありがとうございます。
旅費について、プログラム費用が私のときは即決割(説明会のときに参加申し込みをする)を適用して16万円くらいでした。ただし、武者修行は日々進化しているので、費用も年によって変わるかもしれません。正確な金額は、説明会に参加して聞いてみてください。
次に航空券ですが、これは購入時期によって大きく変動します。私は、ベトナムの他、バンコク旅行を含めた周遊航空券を購入したので、ベトナム往復単体の値段はわかりかねますが、トラベルコなどの航空券比較サイトで、来年3月のダナン往復航空券を調べたところ、ベトナム航空で5万円台からヒットします。時期が近づくと金額が上昇するので、早めの購入をお勧めします。
その他、現地の宿泊が約2万円、現地の食費が約2万円でした。ベトナムは物価が安いので着いてしまえば安く生活できます。
以上、トータルすると25万円くらいになります。
補助金については、わかりかねますが、支払制度として、社会人になってから支払う、出世払いというものがあります。こちらも、是非説明会に参加して聞いてみてください。