東京 神楽坂で食べるお好み焼き『広島お好み焼 くるみ』

東京 神楽坂で食べるお好み焼き『広島お好み焼 くるみ』

先日都心に用事があって出たときに、ふと食べたくなった地元広島風のお好み焼き。広島市内ではコンビニの数よりも多いお好み焼き屋さんですが、東京には鉄板焼きのお店はあっても広島風のお好み焼きを食べさせてくれるお店は少ないんですよね。いろいろ探して見つけたのが今回の『広島お好み焼き くるみ』です。

場所は都営地下鉄 馬込神楽坂駅から徒歩4分。早稲田通り沿いのお店です。

店先は八百屋

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なぜか店先が完全に八百屋化しています。農家から直送の野菜らしく、お好み焼き焼きではなく野菜を求めて来る人もいるようです。

口コミでは行列していてなかなか入れないと書いてありましたが、この日は平日のお昼だったのですぐに入店できました。

家族経営で広島の街角にあるような雰囲気の店内

店内に入ると大きな鉄板を囲うようにカウンター席が10席と、小さな丸テーブルの席が2席×3つあるのみ。神楽坂という場所に位置していながら、広島の街角にあるお好み焼き屋さんを思わせる庶民的な印象で、1人でも入りやすい雰囲気です。実際に私が入店した時にいた先客は2人客が一組と1人客が1人、後から入ってきたお客さんも2人から1人でした。客層も幅広く気軽に入れるお店です。

ランチメニューは少しお得。居酒屋メニューもあり

カウンターに案内され、ランチメニューが書かれたものを渡されました。ランチメニューには通常メニューに比べて少し安めに設定されているようで、定番の肉玉そばの場合、通常850円のところ750円、トッピングは通常品によって値段が変わるところを一律150円になっていました。入れるそばをうどんにチェンジすることもできます。

お店の名前が入った看板メニューでもある『くるみオリジナル』は、豚肉ではなく牛肉を入れるみたい。でも、やっぱり豚だよなぁ・・・と思い、今回は定番の肉玉そばにえびをトッピングして注文しました。広島で食べるときも私がよくする注文方法です。

こちらは通常メニュー一覧

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鉄板焼きなど居酒屋メニューも揃っています。ここには写っていませんが、広島名産の漬物『広島菜漬』も販売していました。

キャベツはたっぷり蓋で蒸し焼きにするのが特徴

さて、広島風お好み焼で重要なのがたっぷりのキャベツです。本場広島でも店によってはキャベツの量が少なくて物足りない思いをすることがあるのですが、こちらは大丈夫。ちゃんと入っています。

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鉄板の様子です。ボウルの裏の取っ手を付けたような蓋が並んでいますね。広島風のお好み焼きの野菜の焼き方には大きく分けて3つの流儀があって、これは広島でも分かれます。まずはひっくり返して生地を蓋にして蒸らす焼き方、上からおもりを乗せて押さえつけながら焼く焼き方、ドーム状の蓋を使って蒸し焼きにする焼き方。

こちらのお店は3番目の方法ですね。そして一般的にはクレープ状の生地を最初に作って、キャベツ、もやし、肉の順に積んでいくのですが、こちらの店ではキャベツ、もやし、肉を最初にこの蓋で蒸し焼きにしながら隣で生地を焼いてあとで合わせていました。

決め手のソースはオタフクとミツワソース

味の決め手となるソースは定番のオタフクソースと広島お好み村などで使われているミツワソースを使用しています。ちなみに、お好みソースはこれ以外にカープソースが有名です。カープソースとオタフクソースの違いは、カープが辛めでオタフクが甘めの味ということ。私はオタフクが好みです。

小ぶりながらもしっかりとした広島風 うまい!!

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こちらが焼きあがったお好み焼き『肉玉そば(えび入り)』最初にかかっているソースは少ないので手元のボトルに入っているソースで追加します。大きさは少し小ぶりな印象。でも食べてみるとしっかり広島風お好み焼きです。甘みのあるキャベツとパリっとした細めのそば。隠し味の魚粉ととろろ昆布の旨味も効いています。

お腹が空いていたこともありペロリと完食してしまいました。広島の有名店と比べてももう少しボリュームがあってもいいかな~と感じましたが味は美味しかったです。また訪問する機会があれば、野菜大盛りやそば大盛りも注文できるようですし、ネギ後の乗せや生イカなどのトッピングもあるのでいろいろバリエーションを楽しんでみたいですね。

アクセス


東京都新宿区神楽坂5-30 イセヤビル1F
東西線神楽坂駅徒歩5分、大江戸線牛込神楽坂駅徒歩4分
神楽坂通り沿い、神楽坂上交差点すぐ

営業時間; 月~土 11:30~14:00(LO)、17:30~22:30(LO)、日・祝 12:00~15:00(LO)、17:30~21:30(LO)
定休日; 火(祝日の場合は翌営業日)