宮島水中花火大会2014 撮影記(後編)

宮島水中花火大会2014 撮影記(後編)

この記事は宮島水中花火大会2014 撮影記(前編)の続きです。

開始時間までひたすら待つ

12時40分

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少しずつ潮が引いてきました。上を見上げると青空が見えています。昼過ぎからは日差しが出てきてジリジリと日焼けしていきます。誰も日焼け止めを持ってきていなくてコンビニを探すも、よく考えたら宮島にはコンビニなんかない(泣) 商店街のどこかの店に日焼け止めがあったかもしれませんが見つけれず。昼食と飲み物だけ露天で買ってそのまま花火開始まで待つことになりました。

14時31分。鹿襲来!!

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鹿が数匹西の瀬に乱入。場所取りした陣地を荒らしていきます。シートを引き剥がしたり、人が目を離している隙に食べ物を奪ったりしていました。これが場所をとっても最後まで安心できないもう一つの要因ですね。

15時50分

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潮がさらに引いて大鳥居まで繋がりました。大鳥居まで歩いて行って大勢の人が記念撮影をしているようです。

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社殿の方に目を向けてみると干潟の低いところに三脚を並べる人が出てきました。もちろんこの場所は花火終了時までに海水に浸かりますが、もうそのことは覚悟しているのでしょう。

そして、この時間も晴れて西日がキツイ・・来るとき宮島口で買ってきた冷凍のペットボトルのお茶は完全に溶けてお湯になっています。

夕食はやっぱり『うえのや』のあなご弁当

当初の予定では宮島内で夕食を調達する予定でしたが、お昼に商店街を歩いたときにすでに売り切れているお店もあって、なにより直射日光と潮風にあたり続けたことにとによって体力を消耗して動きたくなかったので、仕事の都合で遅れてくる友達に頼んで宮島口から買って来てもらうことにしました。宮島口から買って来てもらうとなればやっぱり『うえのや』の穴子弁当です!!こちらも激混みで購入するのに40分くらいかかったそうです。ありがたやありがたや。

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いきおい余って撮る前に少し食べてしまいました。

19時07分

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開始40分前です。三脚の前にもあとから来た人がびっしり埋まりました。この人達(特に前の方)は海水が押し寄せてくるので花火の途中で立って移動し始めます。撮影中カメラの前を横切らないでくれよヾ(_ _*) と願うしかありません。鳥居のすぐ近くにも大勢の人がいますが潮が満ちて危険なのでサーチライトとアナウンスと警備員によって花火開始までに退去させられていました。

19時21分

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開始20分前。いよいよです。フレーミングとピントを確認してレリーズを構えて撮影体制に入ります。いやーここまで長かった。花火はこれからなのに(笑)

宮島水中花火大会2014打ち上げ!!

一発目来ました!!

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ドーン!残念。めちゃくちゃ綺麗なのにフレームアウトして4分の1しか写っていません。上がっている花火に合わせてフレーミングとピントを慌てて修正します。

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いい感じになりました。このようにこの位置からだと大鳥居の後ろの台船からスターマリンなど小さめの打ち上げ花火が上がり、左に水中花火と大きい尺玉が打ち上がる構図になります。

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水中花火、その上の打ち上げ花火、大鳥居の上の花火3つが1枚に収まりました。でも少し暗いかな・・・

花火は第7景に分かれていて1景ごとにナレーションが入ります。この時間が煙が流れるのを待つ時間でもあり、撮った写真を確認して次に備える時間でもあるのです。

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しかし、その後はなかなかタイミングが合わず・・・これは、左はいいけど右がヤシの木が2本生えたのか?という状態になっている。

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これは、右は綺麗で鳥居もくっきりシルエットになっているけど左が真っ暗。水中花火か大鳥居かに絞ってフレーミングしてもいいんだけど、宮島水中花火大会に水中花火は欠かせないし、大鳥居のシルエットは宮島花火の醍醐味である。両方欠かしたくないという贅沢な私なのです。

ということでここからは多重露光を再現した写真をご覧頂きましょう。


〈Flickrで見る〉

水中花火もさることながらその上の尺玉も見事ですね~


〈Flickrで見る〉

柳花火に大鳥居のシルエットが浮かび上がります。


〈Flickrで見る〉

いろいろな色があってとても豪華!!


〈Flickrで見る〉

そして感動のクライマックス。水中花火と「しだれ柳花火」が2箇所の台船から打ち上がり、観客から拍手と歓声が上がりました!!

対岸から見ても十分綺麗でしたが、やはり島に朝から上陸してこの場所から見る宮島水中花火大会はその感動もひとしおです。

フェリーの大混雑 近年は軽減されてきてる?

毎年、帰りのフェリーが凄まじい混雑で来年は島に上陸するのを控えようかなと考える人もいるほどですが、近年は遅い時間まで増便してピストン輸送しているので昔のように終わったら急いでフェリー乗り場に向かわないと最終に間に合わないのではないかと心配することはなくなりました。

今回は花火が終わった後も大鳥居をバックに記念撮影したり(花火が終わると大鳥居がライトアップされます)ゆっくりと片付けをしたりしてからフェリー乗り場に向かったのもあって4年前ほどの大混雑には巻き込まれませんでした。

21時40分ごろ フェリー乗り場前の広場

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このくらいの混雑は十分許容範囲内です。

後悔は日焼け止めがなかったことだけ。総じて大満足の2014年宮島水中花火大会となりました。

なお、撮影した花火の写真はflickrにて高画質でご覧いただけます。

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