熊谷でも季節外れの雪 散りゆく桜に雪積もる
寒の戻りで寒くなるという情報は得ていましたが、まさか雪が降るとは想定外でした。先日、最高気温25℃で夏日を観測したと思えば、今度は雪…体が壊れそうです。
昼間の気温は0.8度 凍える寒さ
写真は今日8日 午前10時半ごろの熊谷駅南口の様子。
前日までは、雪が降るのは甲信越などが中心で、関東の平野部は雨になるだろうと予想されていました。しかし、気温は急降下を続け、午前8時頃には降っていた雨が雪に変わりました。気温はそのまま上がらず1℃台を推移して、12時に最低気温0.8℃を観測。雪も降り続いて4月とは思えない真冬並みの寒さとなりました。
東京都心でも降雪(みぞれ)を観測。千葉県銚子でも降雪(みぞれ)を観測して、これまで最も遅い雪の記録の1925年に観測された4月6日を、90年ぶりに更新して、統計開始以来、最も遅い降雪となりました。
見頃を終えて散りゆく桜に積もる雪
4月1日頃に満開を迎えた、荒川河川敷の桜並木にも今日は雪が積もりました。
満開の桜と菜の花の共演。多くの花見客で賑わう。
季節が逆行。雪景色に。
桜に雪が積もるという珍しい現象を写真に収めようとカメラを持っていた人を見かけましたが、熊谷さくら祭の会場はガラガラでした。
桜に積もった雪も綺麗かもしれませんが寒すぎますね。
原因は南岸低気圧とシベリアから来た高気圧
こちらが午前9時の上空1500mにおける寒気の様子です。関東は0℃~-6℃の寒気にすっぽり覆われています。関東で雪の降る目安の寒気は-3℃以下と言われているので、十分雪が降ってもおかしくない状態といえます。この真冬並みの寒気をもたらされた原因は、日本列島の南の太平洋上にある高気圧が弱まり、北からシベリア生まれの低気圧が寒気を纏って南下してきたから。
とくに、関東周辺は天気図の矢印のように、高気圧の縁を回る冷たい北東風によって地上の気温も下がりました。そして、本州の南岸を低気圧が進んだため降水がもたらされ、雪が降ったのです。
春は気温のジェットコースター
三寒四温とは言いますが、今年は極端すぎますね。3月31日に夏日を観測しているので、まさに初夏と真冬が同時にきた感じです。窓の外を見ると雪が降っていて、しまっていたコートを慌てて取り出した人も多いのではないでしょうか。
この真冬並みの寒さは明日朝までで、その後は雨の降る日もありますが徐々に気温は上がりそうです。とにかく体調を崩さないように気をつけましょう。
参考資料;気象庁
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