JR西日本、広島地区に新型車両を大規模投入へ 「227系」
6月19日のニュースですが、JR西日本から、ついに広島にも新型の電車を投入すると発表されました。
今までの電車は・・・
私は特に鉄道ファンというわけではありませんが、広島にとっては大ニュースなのです。首都圏では数年おき新型車両が投入されることは当たり前ですが、広島地区では約30年間一度も新型車両が投入されることはなく未だに国鉄時代の電車が走っています。隣の岡山地区や山陰でさえも新しい車両が走っているのにです。
こちらがその電車。中高6年間、毎日通学で利用していました。内装は改装して綺麗にしてあるのですが、加速が遅く、複層ガラスではないので冬場は結露が激しく窓際が寒いのが難点です。特に東広島は盆地で寒いので結露が凍りつくことも。
広島らしさを象徴する「赤色」デザイン
広島地区ではJR発足以降初となる待望の新型車両「227系」がこちら。
広島カープ、厳島神社の大鳥居、広島県木のもみじ をイメージした広島らしい赤を基調とした色調にしたとのこと。現在の真黄色から一転していい感じのデザインですね。先頭車両前面と車両側面の種別・行き先表示はフルカラーLED化されています。
画像は3両編成ですが2両編成のタイプもあって、ラッシュ時など時間に合わせて、3両+3両の6両編成や3両+3両+2両の8両編成など柔軟に対応出来るようになっています。車両先頭部の両側に付いているのは連結した際の車間転落防止ホロです。
車内も座席が赤色になっています。室内灯にはLED照明が採用されています。奥に見えているのは多機能トイレですね。
その他安全性向上策として、JR西日本が開発を進めていた「新保安システム」を初めて搭載し、運転台に設置されている速度計や圧力計などの計器類を液晶画面化されるそうです。
今年度に43両2018年度までに計276両投入
広島地区の山陽本線、呉線、可部線に、3両編成×64本、2両編成×42本の計276両を投入する予定で、今年度中に43両が投入されます。これで、現在運用されている車両は一気に淘汰されることになりそうです。広島駅では駅の橋上駅舎新設工事の最中ですし、駅周辺では再開発がどんどん進められています。数年後、広島の風景は一変していきそうですね。
画像:JR西日本プレスリリース
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