SYMA DH9053 村田製作所 ジャイロ搭載 大型ラジコンヘリコプター(飛行動画レビュー編)
屋外用だが風には注意 無風であれば迫力満点のフライトが楽しめる
前回の記事はこちら↓
SYMA DH9053 村田製作所 ジャイロ搭載 大型ヘリコプター(機体レビュー編)
開封&飛行動画を作成しましたのでまずはこちらをご覧ください。飛行映像は1:40頃からです。
どうですか?かなり風に流されますが(後述)、無風の時間を狙えば旋回飛行してテーブルに着陸することもできました。多少の墜落では壊れませんし値段の割りには良くできていると思います
<まずは室内でホバリングチェックをするのだが…>
赤の電源出力コネクタを本体に接続して、電源をONにすると前後のLEDライトが点灯します。プロポにも電源を入れていざ初フライト 屋外では風があってちゃんとホバリングできているかどうか分からないのでまずは室内でチェックします。
スロットルを上げて機体の回転をトリムで調整すると500g越の機体がフワッと持ち上がりました。安定性の高い二重反転式の機体だけあって暴れだすことはありません。しかし、ヘリコプター自身が起こすすごい風で機体が流されてしまい、膝くらいの高さでホバリングしているとき、壁に激突Σ(゚д゚;)
ヘリコプターそのものはプロペラに少しへこみができただけで良かったのですが・・・壁に複数本の黒い傷が深く入っていました。やはり室内用のヘリとは違って物が大きいので事故した場合無傷では済みません。
<屋外での初フライトは慎重に>
この二重反転式というタイプがシングルローター式に比べて風に弱いということは知っていたので、風の弱い早朝に飛ばしたのですが、最初はそれでも山から吹く風に流されてしまいました。風上に移動して再チャレンジ。しばらくすると風がやんで凪になったので少し舵が効くようになって・・・撮れた写真がこちらです。
いい感じですね~
しかし、調子乗って高く飛ばしていると今度は電波の圏外に出たようで高度7mくらいで突然ローターが停止して芝生の地面に墜落。その衝撃でキャノピーが破損してしましました。一回目の飛行で早速やってしまったという感じです(w_-;
でもキャノピー以外に大きな損傷は無く(スタビライザーは曲がっていたので手で直しました)飛行そのものには問題ありませんでした。芝生の上とはいえ7m位の高さから墜落したわけですから機体は頑丈にできているといえそうです。
大至急、交換パーツ取り寄せようとするも、日本で扱っているサイトは探しても無く、中国サイトから個人輸入しなければならないとのことでした。しかも、納期が10日~1ヶ月で支払い方法は振込みとキャッシュのみ。中国サイトにこの支払い方法は危険すぎる。しかも値段が送料と合わせると4000円近くに(T▽T;) 5000円のヘリにこれはバカバカしすぎるので破片を接着剤でつけて修復しました。
しかし、交換部品がないんだったら2機持って片方を部品取用にすればいいんじゃね?という思いが・・・気がついたらポチっていました。これがネットショッピングの怖さです。ここからは最初の機体を1号機 今回の購入を2号機とします。
倉庫が広島の宇品にあって翌日の朝に届きましたとさ。
<風と距離には細心の注意を>
何回か飛ばしているうちに飛行のコツとヘリの限界点が見えてきました。墜落する原因は風と操縦距離にあります。
まずは風からですが、結論から申し上げますと飛行可能な時間は、晴れた日の朝と夕方(日没後)の凪の時間と、海風や山風が発生しにくい曇りの日に限られます。動画でもそのような時間で飛行していますね。
詳しく書くと、風速1mくらいでも機体は流されて2m以上になるとコントロールを失って遠ざかっていきます。また、風に逆らおうとすると煽られてバランスを崩す場合もあります。だから、平均風速1m以下のほぼ無風の時間でないとホバリングしたり旋回したり自分の意図する場所に着陸したりということが困難になります。風速といっても実際どれくらいの風が吹いているのか分かりにくいと思いますので、プロポのアンテナに荷造りテープで吹流しを作ることをおすすめします。これが真横に靡くようでは風が強すぎです。
この話を始めると筆者としては天気図を持ち出して詳しく書きたくなりますが、それだけで記事が終わってしまうので気持ちを抑えてこのへんで。
続いて操縦距離についてですが、こちらの写真をご覧ください。
最初の写真はかなり遠くの高いところを飛んでいますね。2枚目の写真は操縦者とヘリが近くにいますが、まさに電波が切れて墜落する瞬間です。なんで?って思いますよね。実は最初の写真ではメインローターと舵(ラダー)の操作だけで飛行していますが、2枚目の写真ではテールローターで風に逆らって飛行しています。どうやら、テールローターを稼動すると電波出力が低下するのか電波が切れやすくなるみたいです。
だから、ある程度ヘリの動きに合わせて歩くほうが安全です。また、上空飛行する際はテールローターを極力使用しない。テールローターを使用する場合は少し高度を下げるなどの工夫が必要です。僕の場合巡航高度が3m~5m、最大高度で6m~8mくらいだと思います。これ以上の高さまで上げると風の影響などでなかなか高度が下がらないこともあり危険です。
実はこのことに気づく前に何度がムリな飛行をしてしまい、1号機はメインローターが根元から折れた他、脚の部分も折れる大ダメージを受けて飛行不可能に陥りました。現在は針金と接着剤を駆使した修理により復活を遂げていますが若干安定性を失いました。
2号機のも何度か墜落しましたが高度が低かったことと芝生の地面が幸いして無傷です。ちなみに2枚目の写真で墜落している機体は2号機です。こうしてみると、かなり頑丈にできていますが壊れるときは壊れます。
また、動画の一番最初のフライトでも一時的に電波が途切れて急降下していますが何とか体勢を持ち直しています。
このあたりは5000円であると割り切るしかないですね。カタログスペックの捜査範囲50m~100m、飛行の高さ30m~50mは嘘です。
<フライト写真集 遠くから見ると本物みたい!?>
青空を飛行する2号機。
夕暮れを飛行する2号機。
雨上がりの風が弱い時間を狙って飛行した1号機。損傷の激しい機体ですがこの距離からだと分かりません。
高高度飛行する2号機を望遠で。
巡航飛行する2号機。機体とメインローターが前かがみになっているのがよく分かりますね。実際のフライトについては動画を見ていただいたほうが理解していただけると思うので写真はこの辺にしておきましょう。
ちなみに飛行時間はカタログスペック通りで約10分飛ばすことができました。でも完全に飛ばなくなる前にやめて充電した方がバッテリー寿命にとっていいみたいです。
<総括>
中国製の安物で本当にちゃんと飛ぶの?と思っていましたがなかなか良くできています。似たような中国製のヘリでもこのサイズになると8千円~1万円くらいしますからね。GoProなどの小型カメラを使えば空撮も楽しめそうです。風と電波の関係で高いところまで飛ばさせないのですばらしい映像が撮れるかというと話は別ですが(;^_^A
あとは、バッテリーやモーター、ギアなどが何回のフライトに耐えるかということですね。2号機は10回目のフライトを終えましたが、今のところ異常はありません。ただ、これが20回、30回になってくるとどうなるか分かりません。そして、もうひとつ残念なのが交換パーツが国内サイトで購入できないことですね。これがあればパーフェクトなんですけど・・・
それにしても、早朝に飛ばすのはいい気分転換になりますよ。筆者は転換しすぎているみたいですが・・・
はい、勉強します((((((ノ゚⊿゚)ノ
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