御輿来海岸撮影~波が描いた芸術的な砂紋に沈む夕陽~
LCC熊本旅行の一日目に行った御輿来海岸の撮影についてです。
御輿来海岸(おこしき海岸)とは
熊本県の宇土半島に位置する『御輿来海岸』。有明海は干満の差が大きく、干潮時には2km以上沖合まで潮が引き、美しい海岸線が現れます。天皇が御輿をとめて見入られたことが「御輿来」の由来といわれ、「日本の夕陽百選」・「日本の渚百選」に選定される景勝地です。
JR三角線に揺られて
今回はお昼ごろ熊本城を観光して、夕方になって御輿来海岸に向かいました。
熊本駅から三角線に乗ります。御輿来海岸の最寄り駅である網田駅までの所要時間は35分。のんびりとしたローカル線の旅です。
三角線の運転間隔は特急をのぞいて、1時間に1本。乗り遅れると最悪の場合、日が沈む時間に間に合わないという大変なことになります。ちなみに私は1本乗り遅れました。。。
展望台まで駅から徒歩15分のはずが・・・
「駅から徒歩15分」という情報だけを頼りに網田駅に到着。駅には御輿来海岸の写真が貼られていて、しっかり観光地としてアピールしてあるのですが、撮影スポットである御輿来海岸展望台までの地図がどこにも見当たりません。駅員もいない無人駅で、ネットで調べても詳細な地図が出てきません。
ちなみに網田駅を降り立ったのが、17時半頃、日没が18時21分。ぼーと突っ立ていては日が暮れてしまうので、取り敢えず海のある方向に歩いて、偶然向こうから来たおじちゃんに道を聞いてやっとわかりました。山の上です。
ここに駅からの詳細な地図を載せておきます。目印は「ありあけ保育園」の隣を通る道。
眼下に広がる芸術的な砂紋の風景
到着したのは18時。ギリギリ間にありました。急いで三脚を組み立てシャッターを切るっ!
有明海の波と風が描いた美しい造形模様。夕陽に照らされ黄金の輝きを放ちます。
寄りで切り取ってみました。陰影がとても神秘的。
この光景が見れるのは年に数回
有明海の干潮と夕陽の時刻は重なるのは年に10数日しかなく、天候にも左右されるので綺麗に見れるのは年に数日しかないそうです。旅行に行った日が偶然その日で、天候にも恵まれて本当に貴重な撮影でした。
この日も多くの人が写真を撮っていました。
見頃は1月~4月です。
詳しくは下記を参照してください。
宇土市観光物産協会|おこしき海岸の干潮と日の入り
http://city-uto.com/shio.htm
過去にここを訪れた人達の作品が展示してありました。どれも美しいですね。
車で行く場合は注意
三角線は本数が少ないので、車で行こうという人も多いかと思いますがひとつ注意が必要です。それは道が狭いこと。
車1台がやっと通れるくらい狭いです。また、展望台に駐車場は用意されていますが、干潮と夕陽が重なる日はかなり混雑するので時間に余裕を持って行くことをお勧めします。
私はもちろん帰りも電車で。
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