HDR作成ソフトPhotomatix Proを試す
- 2014.07.20
- 写真
- 無料, 一眼レフ, HDR, Photomatix Pro
梅雨空が続きなかなか写真を撮りに行く機会がなくてカメラが防湿BOXの中で眠っています・・・予報では週明け以降梅雨明けのラッシュになりそうということなので、もう少しの辛抱ですね。
さて、そんな写真が撮れない時期に何をするかというと今まで撮りためた写真の整理と編集作業です。私は普段、PhotoshopやLightroomで写真を編集しているのですが、今回はHDR作成ソフトのPhotomatix Pro体験版でHDR写真にチャレンジしてみました。
HDRとは明るさの違う写真を複数枚合成して、白とびや黒つぶれのない肉眼に近い写真にする技法のこと。一方、派手に編集するとCGのような画像仕上げることもできます。最近はデジカメとかスマホにもHDRモードが搭載されて手軽にHDR写真を作成できる機種が増えてきました。Photoshopで編集してHDR合成することもできます。でも、思い通りの画像に編集しようとするとなかなか大変。しかし、HDR専門ソフトであるPhotomatix Proを使うと簡単に自分で細かく設定をいじりながら一味も二味も違った写真に仕上げることができるのです。
Photomatix Pro体験版をダウンロード
Photomatix Pro体験版はPhotomatix Proのサイトから無料でダウンロードできます。英語版と日本語版がありますが今回は日本語版をダウンロード。現時点での最新版はPhotomatix Pro 5.0となっています。
インストールして起動するとこのような画面が表示されます。まずは、ブラケット画像の読み込みをクリック。本来は撮影時にブラケット撮影して明るさ違う写真を用意するべきですが、ブラケット撮影した写真がなかったので1枚の写真をLightroomで編集して、-3.00EV~+3.00EVまで1.00EV刻みで6枚の写真を作成して読み込んでみました。
元になる写真はこれです↓
6枚の写真を選択して読み込む
元々1枚の写真なので、EXIFメタデータによる露出情報が全て同じになっています。Photomatixが明るさを自動で判断して並べてくれますが間違いがあれば手動で修正します。
次に、合成する画像のズレを修正するオプションなどが表示されますが今回は一枚の画像から作成するのでズレなんて存在しません。この機能はオフに設定してHDR合成するをクリック。
次の画面で完成した画像がこちら。魔界にそびえ立つ塔のようなイメージの画像になりましたね。
画面右側に絵画風や超現実的など数十種類のプリセットが用意されているのでそこから好きなイメージを選んで、画面左側に表示されているインジケータの値をいじって自分の気にいるイメージに仕上げます。
他にも何枚か試してみたのでご覧ください。
有楽町にある東京国際フォーラムのガラス棟。バブル期に1650億円の巨額を投じて建設されたフォーラムのアトリウムは圧巻で撮影スポットとしても人気の場所です。
絵画風にしてみました。鉄骨の複雑な構造が際立っていますね。
以前撮影した浜松町の世界貿易センタービルからの夜景。
線路や窓明かりのディテールが増してより鮮明にメリハリのある夜景になりました。HDRと夜景の相性は抜群ですね!
これはデザインフェスタに出店したときに撮影したビックサイトの天井の写真。
彩度を落としてハイコントラストモノクロな感じにしてみました。スカイツリーや東京国際フォーラムもそうですが複雑な鉄骨構造が露出した建築物もHDR合成すると映えます。
Photomatix Pro日本語版の正規ライセンス版は11,000円
さてここまで無料体験版のPhotomatix Proを試してみました。見てわかると思いますが体験版では完成画像にPhotomatix の透かしが入ってしまいます。これでは作品にならないので正規版を導入したいところですが価格は11,000円そう安くありません。HDR合成するだけで1万円はちょっと・・・と思っていましたが、使ってみる予想以上に簡単に超現実的な画像を作成することができて心を揺さぶられてしまいました。さあどうしましょうかね~ (^_^;)
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